プロマインド・レッスン
「負けない、負けられない、負ける気がしない」
「負けない、負けられない、負ける気がしない」
この言葉は、
2017年3月11日に行った黙とう中、
急に頭を駆け抜けたものです。
福島県民が忘れることのない
「3月11日」
その日はいつも一年間を反省します。
でも今年に限っては、
この言葉が頭に降りてきて、
キーン!
と鳴り響いたのを感じました。
これからも一所懸命、
福島に尽くしてまいります。
我々は忘れることのできない、
さまざまな困難をがんばってきました。
これからも忘れてはいけません。
仲間だけで県内で過ごしていると、
どうしても安心しがちですが、
福島で育った将来を担う子供たちには、
「応えられる力」
「頼られる魅力」
「失敗しそうにない計画力」
を兼ね備えておかないと、
ただでさえ福島への風評が残る、
今の日本社会に羽ばたいていくとき、
親御さんが望む、
お子さんの輝かしい未来が遠のいてしまう!
…そんな気がしてなりません。
このような重い課題は、
ピアノと何が関係あるのか?
疑問をもたれるのも分かります。
このプロマインド・レッスンと銘打った、
代表:小林による個人レッスンは、
基本的なピアノレッスン形式ですが、
ピアノ演奏を通じて、
「本質を見抜く考え方」
「一発勝負力と集中力」
「絶え間ない努力と習慣の重要性」
を身に着けていただきたい。
その一心です。
“We are what we repeatedly do.
Excellence, then, is not an act, but a habit.”
Aristotle
「私たちは、繰り返し行う行動によって形成される。
したがって、優秀さとは、行動の結果ではなく習慣によって形成される。」
アリストテレス
レッスンの特徴
※ご注意※
プロマインド・レッスンのみ、
小学生までの生徒さんの親御さんには、
レッスンに参加していただく前提でお願い致します。
具体的には、
・レッスンには毎回同席していただく
・レッスン内容を親御さんにも確認する
・家での練習状況をチェックしていただく
ご多忙の合間に大変恐縮ですが、何卒ご協力の程お願い致します。
“習慣”を持つ同級生には、絶対に勝てない
上記にもありますが、
「私たちは、繰り返し行う行動によって形成される。
したがって、優秀さとは、
行動の結果ではなく
“習慣”によって形成される。」
という古代ギリシアの哲学者、
アリストテレスの言葉があります。
教育理念でもご説明していますが、
私にとって、「才能」というものは、
「才能 = 適性 × 努力量」
と考えております。
つまり、やりがいを感じられ、
それを努力し続けられることが、
その人にとっての「才能」だと思います。
そこに、いわゆる天才と呼ばれるような
「優秀」な人は、
「努力することに抵抗がない、鍛錬しないと気が済まない」
マインドの持ち主だと考えております。
一日何千回も素振りをする野球選手、
実験を気が遠くなるほど繰り返す研究者、
常に勉強ばかりしている賢い同級生…
みなさんに共通していることは、
自らが望んで「当たり前のように」苦労を重ねていることです。
いや、苦労を苦労と感じていないんです。
このマインドを持った人たちには到底かないません。
では、
ピアノ演奏を通じて、
そのマインドを身に着けてみませんか?
ただピアノを弾くのではなく、
「ピアノレッスンに通うこと」で身に着ける“習慣”。
しかも、基本的なピアノメソッドを通じて、
“習慣”を意識したピアノレッスンである、
この「プロマインド・レッスン」を始めてみませんか?
だから習慣を持つならピアノがいい!
♪習慣をつけるには、努力の結果が「いい思い」をもたらす活動で
→得意なことを伸ばしていくことから,、習慣づけが生まれる。
→ピアノは調律を気にせず、音楽表現に没頭できることは楽しい!
♪習慣化への集中力には、他人や外的要因による締め切りが必要
→毎週のレッスンに通うことで、他人を巻き込んだ約束になる。
→ピアノはマンツーマン指導なので、約束の信用度が増す。
♪もし家で練習できなくても、毎週レッスンに通う「習慣」の意義
→大なり小なり、習慣を持っている自信は良い結果をもたらす。
→ピアノは演奏時の課題量が多いので、毎日練習の意識が高くなる。
♪やるべき答えがわかっていることを、何十回も繰り返し練習する
→すでに出来ることには完璧を求めるので、ケアレスミスが減る。
→ピアノにおける正解の積み重ねは、情報量の多さから強力な訓練。
♪一人で完結できる楽器であることに、沢山のメリットがある
→自分のペースで継続しやすい、総監督としての能力が身につく等。
→ピアノは弾き始めるのに準備が簡単なのも、続けやすいメリット。
などなど…
ピアノで学べる“シングルタスク”は正に究極
「マルチタスク」
という言葉をご存知ですか?
主にコンピュータ用語で使われますが、
1つのコンピュータで複数の処理を同時に行うことです。
メールを打ちながら電話して、
合間に会議用のコピーをとって…
バリバリ働くビジネスマンのようですが、
多くの脳科学研究により、
「脳はマルチタスクをこなせない」
「マルチタスクをこなそうとすると、脳の効率が低下する」
と示されています。
同時に2つのことを作業したら単純に、
作業効率は50%低下するかと思いきや、
なんと「80~95%」も効率が低下するんです‼
成績が伸び悩んでいる学生さん、
勉強と並行してLINEの返信などは…していますよね?
それって、
覚えたはずの勉強内容を10このうち、
1つもおぼえていないかもしれませんよ。
よって、マルチタスクをせずに、
目の前の作業を100%集中して、
1つ1つ完了させていくことが、
正しい勉強の仕方、仕事の仕方といえます。
そのマルチタスクに対し、
1つのコンピュータで1つの処理を行うことを
「シングルタスク」といいます。
私は確信しています。
ピアノレッスンで鍛えられる、
“集中力”、“シングルタスク・スキル”は究極の質です。
他の習い事や楽器の比ではありません。
とにかく、
「同時に行う課題(タスク)の量が尋常じゃない。」
左右の手先が違う動きをするのはもちろん、
各音の音量、音質バランスを取る
(時間軸の縦)、
リズムやハーモニーの移り変わり
(時間軸の横)、
そこに作曲者の心情を考え表現する…
もちろん他の楽器でも皆そう演奏しますが、
ピアノはたった一人で音楽を演出しますし、
ソロ楽器などと比べて扱う音数が膨大です。
それらの演奏情報を、
効率良い練習の積み重ねによって演奏に関連付けていき、
一つのタスクとしてこなしていく。
しかも曲のテンポという締め切りを、常に守っていく…
東京都内の有名中学や有名塾が、
ピアノを習うように指示する理由は、
このような集中力を鍛えたかったら、
もしくは、
“志望校合格”に必要な能力だからこそ、
「ピアノを習いなさい」
とおっしゃられるのだと確信しております。
毎週1000件、自己実現してる相手に勝てる?
“Genius is one percent inspiration,
99 percent perspiration.”
これは、発明王エジソンの言葉で、
「天才とは1%のひらめきと99%の努力」
と、訳されています。
その意味について、
一般的な解釈としては、
「ひらめきは1%ほどで、天才とは99%の努力(汗)でできている」
ですが、
最近よく耳にするのは、
「1%のひらめきがなければ、99%の努力は無駄だ」
という解釈が正しい、とのことです。
ただ私は、エジソンが他にのこした、
「私は失敗したことがない。
ただ1万通りの、
上手くいかない方法を見つけただけだ」
「私たちの最大の弱点は諦めることにある。
成功するのに最も確実な方法は、
常にもう1回試してみることだ」
という、これもまた素晴らしい名言から、
「努力なくして成功はない!」という意志を感じますので、
どちらも、解釈としては正しくて、
ただただ素晴らしい教訓だと考えています。
(明確な目標がない努力は、確かに無意味ですしね)
ひらめきは、
「自分で感じ、自分で発信すること」
から生み出されるものです。
ピアノレッスンを通じて、
まず自分はどう思ったか、意見を構築し、
それを自由に発信できるスキルを磨きます。
しかも、尋常じゃない回数を重ねて…
「ブルクミュラー 25の練習曲」
という練習曲集の1曲目、
「素直な心」
という作品は、パッと聴くと、
カンタンに感じるかもしれません。
実際、普通に弾くだけでしたら、
比較的優しい練習曲かもしれません。
でも、
この曲を、ただ楽譜通りの指示で弾くのに、
「40件ほどの約束」を、
クリアしていく必要があります。
たった23小節の曲ですよ?
その40件の約束はどういうものなのか、
一つ一つ自分の考えで落とし込み、
1レッスン中に“10回”は演奏します。
1曲で400回、考えを発信したとして、
1レッスン中に2,3曲行うことにより、
だいたい、
週に一度、“1000件”は自分の意見を発信します。
曲が全く弾けない方も、
もうすでにピアノ歴があり、いろいろ弾ける方でも、
毎回やっていただくことがあります。
それは、自分の気持ちを上手に吐き出せる訓練として、
レッスン中、紙に思いを書きなぐります。
重要なのは、書き出すまでの時間です。
あと私はレッスン中、質問をします。
雑談だったり、空想妄想の話だったり…
質問での追求はどこまでも厳しく続きます。
ちょっとでも考えがブレたら「さぁ大変!」
くだらないことにも思われますが、
自分の意見を“素早く”表現するには、訓練が必要です。
人は質問されると、答えるために“考える”ことをします。
自分の考えを引き出させるためには、
たくさん質問に答えることが、最初の一歩と考えています。
思ったことをすぐ行動にできる訓練ですが、
その上質な特訓の部類に、
「ピアノレッスン」があると考えています。
こんな長文になるほど、
ピアノレッスンを受ける大切さを訴えてみました。
もしピアノレッスンにご興味がなくても、
社会人になって勝ち上がるのに必要な、
「自分の考えを生み出せて、かつ迅速に行動できる人」
になるための生活リズムを考えるなら、
ピアノレッスンを生活に導入しませんか?
ピアノを始めるか考えている方へ
ピアノを通じて、
これからの子供たちが、
立派に活躍できるために必要な、
モノの考え方を学んでほしい。
ピアノは、
「いい思い」が背中合わせにある、
とても努力しやすい学習方法です。
たとえ将来、ピアニストや、
音楽関係に興味なくても、
とっても、
とーーーっても、
てーーーーーーーっても大事な、
“世界にも応えられる”考えを発信できる、
たくさんの人を、
福島から巣立たせたい。